近年は、猛暑によってエアコンなしでは過ごせなくなりました。
そんななか、台風による停電や災害でエアコンが使えなくなったとき、「どうやって暑さを凌いだらいいの?」と不安になることはありませんか?
電気が生きている涼しい施設や地域へ避難できればいいけれど、夜間や天候、交通状況によっては自宅で乗り切るしかありません。
湿度と気温が上がる部屋で、身体を冷やすための道具を備えていないと、熱中症になるリスクも高まってしまいます。
そこでこの記事では、ふだん使いもできる、わが家で備えた冷感グッズたちを紹介します。
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熱中症について
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境で体温調節がうまくできなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで起こる症状です。
とくに災害による停電時は、暑さを避けることが難しくなり、熱中症のリスクが高まります。
熱中症の症状
熱中症は、初期症状に早く気づいて対処することが大切です。
とくに停電時でエアコンが使えないときは、次のような症状が出ていないかを、自分自身や家族を注意深く観察します。
・めまい・立ちくらみ(立ち上がったときにクラッとする)
・大量の発汗 または 全く汗をかかない
・筋肉の痛み・こむら返り(足がつるなど)
・生あくび
・全身のだるさ
・軽い吐き気
・胃の不快感
初期症状をそのまま放置すると、症状が進んで、場合によっては命に関わることも…。
・激しい頭痛と嘔吐
・フラフラする、まっすぐ歩けない
・意識がもうろうとする
・集中力の低下
・けいれん
・高い体温
もしこのような症状が現れたら、身体を冷やし、水分や塩分の補給をし、救急車が来てくれるまで可能な限り涼しい環境に整えます。
気温に慣れると、「まだ大丈夫」と、自分でも気づかなくなるかもしれません。
そこで、「体感」だけに頼らずに、温湿度計の数値を定期的にチェックするようにします。

タニタの温湿度計(Amazon)
風を使った冷却アイテム
身体に風を送ることで、汗の蒸発(気化熱)を促して体温の上昇を抑えます。
❶扇風機
まずは、昔ながらの扇風機。
うちわや扇子をずっと扇ぎ続けると疲れてしまうので、やはり自動で風を起こせる扇風機を使いたい。
ポータブル電源電源を備える必要はあるけれど、扇風機は消費電力が低いため、停電時も長時間使用できる心強いアイテムになります。

「中」の風量で7〜8時間稼働する

ポタ電の充電が切れてしまったら、
扇風機も使えなくなりますね

そんなときは、
電池式の扇風機が頼りになります


(緑→オレンジ→赤)
こちらの扇風機は内蔵充電池が備わっていて、充電では16時間、アルカリ乾電池では13時間連続運転します。(微弱の風力)

防災用として購入したけど、
真夏のトイレに欠かせなくなりました
さらにコンパクトな扇風機
❷充電式扇風機
充電式タイプの扇風機は、バッテリーが残っている限り使用できます。
そのため、コンパクト扇風機も早めに早めに充電するクセをつけておきたい。



家族分を用意しておきます
風と水の組み合わせ
暑さ対策では、冷感グッズを使うだけでなく、「風」と「水」を組み合わせることで、より高い冷却効果が期待できます。
❸冷風機

扇風機だと、生ぬるい風になってしまうかな…

ポタ電があれば、水を入れた冷風機も使えます
当たる範囲は少ないけど、涼しい風が出て、持ち運びにも便利です

氷を入れると、さらにヒンヤリした冷風に。
【2026改良型】 -16℃瞬間冷却 卓上冷風機(Amazon)
運転時間の目安は、10,000mAhのモバイルバッテリーで約8〜15時間ほど。
日中は冷却ポンチョやほかの冷却グッズでしのいで、寝苦しい夜は冷風機を使用するという方法も良さそうです。
❹冷感ポンチョ
冷感ポンチョは、水を濡らしてギュッと絞り、数回パタパタと振るだけでひんやり感が得られる冷感アイテム。
つまり、水さえあれば何度でも繰り返し使えます。
ポンチョタイプのメリットは、頭から背中や二の腕まで上半身全体を冷やせること。
扇風機やうちわで風を当てると、さらに冷たさ倍増です。

ザムストの冷感ポンチョ『クールシェイダー』((Amazon)
霧吹きスプレーでしっとり湿らせる程度に抑えると、冷却効果は下がるけど、下に来ている服がベチャベチャになりません。
❺冷感タオル

冷感タオルも冷感ポンチョと同じく、水の気化熱で温度を下げるのに役立ちます。
タオルタイプは、
- 首にかける
- 折りたたんで頭に乗せる
- ヘアーターバンのように使う
- 腕に巻きつける(アームカバー)
など、いろいろと応用が効くのがうれしい。

濡れてると腕にも巻きつけやすい

想像以上にヒンヤリします
氷を使った冷却アイテム
❻保冷剤
保冷剤は、食材や飲み物を冷やすのはもちろん、身体の体温を下げるのに欠かせません。
血管の太い首や脇の下、足の付け根を中心に当てて、効率的に冷やします。

凍らしたペットボトルがおすすめ

次のような理由で、凍らしたペットボトルはなかなか優秀です。
・保冷剤として使える
・形が細長くて脇の下などに当てやすい
・保冷剤よりも溶けにくい
・溶けた後は飲むことができる
※膨張して破裂しないように、水は容器の8〜9分目くらいに抑えるのがポイント
❼氷のう
氷のうは、形を自由に変えられるため、腕や額などもやさしくフィットしてくれます。


のぼせたときは、
頭の上に乗せると気持ちいいです
水と氷を使わない冷却アイテム
停電が長引くことを考えると、氷以外の冷却方法も備えておく必要があります。
❽瞬間冷却パック(叩いて冷やすタイプ)

冷凍庫の氷が溶けてしまったら、叩いて瞬間冷却する使い捨てタイプの出番です。
ただ、冷却パックは使用期限があるので、定期的な買い替えが必要になります。(長期間放置すると薬剤が固まって使えなくなることがある)

持続時間が短いのが残念ですね…
薄手のタオルを巻いて使おうかな
❾冷感スプレー
冷感スプレーは手軽に使えて、種類も豊富。
- 直接肌に付けるタイプ
- 服にかけるタイプ
- タオルなどに吹き付けるタイプ

いざという時のために、ストックを切らさないようにしておきたいアイテムです。

断水で髪を洗えないと、
夏は頭用の冷感スプレーが重宝するかも…
アイスノン 頭を冷やすスプレー(Amazon)
❿冷感シート

汗がたくさん出ると困るのは、ベタベタする肌の不快感…。
そんなときは冷感シートで拭き取って、しばらくの間だけでもスッキリさせたい。
氷を長持ちさせるアイテム
クーラーボックス
クーラーボックスは、電気を使わなくても内部の温度を一定に保ってくれます。
わが家ではむかし、食材の保冷用ではなく息子のスポーツ用に使っていました。
氷水に浸して絞ると、キンキンに冷えた拭きタオルを用意できます。


保管の注意点
倉庫からクーラーボックスを数年ぶりに出してみると、黒カビと汚れが付いていました。
断水すると水で洗えなくなってしまうので、いつでもキレイな状態で使えるように、しばらく使っていないなという方は一度確認することをおすすめします!
保冷ポット、卓上ポット
わが家では、一年中熱湯を入れて活用している保温ポット。
これ、氷を入れて保冷用としても利用できます。
夏は台風が近づく前に、停電対策として氷を移し替えるようにしています。


大きな氷だと、より長持ちする


大きな氷ほど、溶けるまでの時間が長くなります。
牛乳パック、大きめのペットボトル、タッパーなどを利用して、冷凍庫で大きめサイズの氷を作っておきたい。
水と氷を常備する

氷をたくさん作っておきたいけど、
冷凍庫がいっぱいでスペースがありません

冷凍スペースを増やしたいなら、ホームフリーザーを検討してみるのもいいかもしれません

重い保冷剤は一番下に、予備用の製氷器とミニペットボトルは上段に収納しています。(まとめておくことで、手早く取り出すのがねらい)


冷却用として使うお水も、飲料水や生活用水とは別に用意しておきたい。
まとめ
冷感グッズは、暑い日の外出やレジャーだけでなく、災害時や停電時の熱中症対策にも役立ちます。
とくに、電気が使えない状況では、体を効率よく冷やせるアイテムを備えておくことで、暑さによる身体への負担を軽減しやすくなります。
そして、ふだんから使い慣れておくことも大切なこと。
というのも、自身の経験で、
- どこにしまったか忘れてしまった
- 久しぶりに出してみると汚れていた
- 説明書を見ないと使い方がわからない
ということになりかねないからです。
災害はいつ起こるかわかりません。だからこそ、普段の生活でも活躍する冷感グッズを取り入れながら、命を守るための暑さ対策と防災の備えを進めてみてください。

冷感グッズは災害時と普段使いの、
両方使えるもの意識して選ぶようにします
夏とは反対の防寒対策には、何を用意していますか?

昔ながらの湯たんぽを備えて、
冬は普段でも使うようになりました


















屋外だけでなく、室内でも発症することがあるんですよね