野菜を冷蔵庫から取り出してみると、いつの間にか傷んでいて使えなくなっていた…ということはありませんか?
水分が抜けてシワシワになっていたり、黒ずんで変色していたり……
長期保存できる冷凍する方法もあるけれど、サラダなどのメニューには、新鮮な生のまま使いたい。
そこでこの記事では、生野菜を長持ちさせる8つの方法をご紹介します。
野菜をよくダメにしてしまったり、保存方法がよくわからないという方はぜひ参考にしてみてください。
❶ 野菜の成長点を止める
野菜は収穫したあとも生きていて、少しずつ成長や呼吸を続けています。
そのままだと栄養や水分が失われていくので、「成長点」を止めるための処置が欠かせません。
成長点=野菜が育とうとするスイッチの部分
葉を切り落とす
葉に栄養を送り続けないために、葉の根元部分をカットします。
(例:大根やにんじん)
芯に穴をあける、切り込みを入れる
キャベツなどは芯から成長を続けるため、壊しておきます。
穴をあける


千枚通しを使って、芯の部分にプスプスと数ヶ所穴をあける。
硬いキャベツの芯は、穴を広げるように少しずつ回ながら刺すと抜けやすいです。
こちらは、差しっぱなしにできる「野菜鮮度キーパー」⇣


(なくても、千枚通しで穴を開けたので効果アリ)
切り込みを入れる


お店によっては、はじめから処理されている場合もあります。
丸ごと野菜を切ったあとも、芯の部分にしっかりと切り込みを入れると安心です。
❷ 追熟を促すエチレンガスを防ぐ
野菜や果物から出る「エチレンガス」による、野菜の成熟や傷みを防ぎます。
エチレンガス=野菜や果物の成長や老化をうながす植物ホルモン

「早く熟してね」
と合図を送るようなガスです
- りんご🍎
- バナナ🍌
- アボカド🥑
- トマト🍅
- ブロッコリー🥦
ポリ袋に入れる

エチレンガスを吸収する鮮度保持袋を使用したり、ポリ袋に入れてエチレンガスに触れないようにします。
サイズも小〜大まで揃っていて、細長いタイプもありました。
カバーをする
バナナは房の付け根からエチレンガスを多く出しているので、ラップで房を包むと◎
(キッチンペーパーだとガスが通り抜けるため、効果は弱め)
エチレンガスを利用しよう♪
⚫︎ じゃがいもの発芽を抑える
じゃがいもとりんごを一緒に保存すると、りんごのエチレンガスがじゃがいもの発芽を抑える効果があります。
(目安:じゃがいも20〜30個に対してりんご1個)

アボカドやバナナはどうですか?

アボカドやバナナは、りんごと違って
・熟すときに一気に出る(波がある)
・傷みやすく管理が難しい
・長期間安定して出し続けにくい
という理由で、じゃがいもの
発芽抑制にはあまり向いてません
⚫︎ 追熟を早める
早く食べたい野菜や果物があるときは、アボカドやりんごの側に置いたりポリ袋に一緒に入れて、意図的に追熟を早めます。
❸ 適温で保存する
野菜に合った温度管理をして、成長のスピードを遅くしたり、傷みにくくします。
冷蔵室・チルドに向いている野菜
- ブロッコリー
- 葉野菜(ほうれん草や青じそ)
- もやし など
野菜室に向いている野菜
- トマト
- きゅうり
- なす
- ピーマン
- オクラ など
低温障害を起こしやすい野菜や、比較的長持ちするもの。
低温障害=冷やしすぎで野菜が弱ってしまうこと

夏野菜や南国系のものが多いですね

カットしたものは傷みやすいから
冷蔵庫で保存してくださいね

トマトやナスもですか?

低温に弱い野菜でも、
カットした後は傷みが早くなったり
雑菌が入りやすくなるから、
低温でしっかり冷やす方が安心です
常温に向いている野菜(冷暗所)
- じゃがいも
- 玉ねぎ(新玉ねぎは水分が多いため冷蔵庫向き)
- さつまいも
- かぼちゃ
- ニンニク など
※気温の高くなる夏場は除く
❹ 乾燥から守る
冷蔵庫の中は意外と乾燥しています。
保湿対策をして、水分が抜けてしなっと元気がなくなるのを防ぎます。
キッチンペーパーや新聞紙で包む

キッチンペーパーや新聞紙で包んで、湿度をキープ。
- にんじん
- きゅうり
- なす など
ポリ袋に入れる

ポリ袋や保存袋に入れて、乾燥から守ります。
切り口をカバーする

カットした断面から水分が抜けやすいので、ラップで覆います。
こちらは、野菜の切り口にカポッとかぶせるアイテム⇣

使い捨てのラップよりも、繰り返して使いたい人向き。
❺ 水や蒸れを防ぐ
ぬめり・カビ・腐敗の原因になる水滴や湿気の対策をします。
水気を拭き取る


野菜に水滴が付いていたら、キッチンペーパーで覆ったり、拭き取ってから保存します。
水分多めのカット野菜(白菜など)は、ラップでぴっちり包んでいると切り口から水分が出て、そこから腐りやすくなるため注意する。
「袋がピチピチで入れにくい〜!」っていう時は、ハサミで1辺をカットするとラクに入ります♪
通気をつくる
呼吸が活発な野菜(キノコなど)をジップ袋に入れて密閉していると、内側に水滴が…。
放置しているとムレたり傷みやすくなるので、空気が通るように軽く開けておきます。
キッチンペーパーを入れて水気を吸わせるのも有効。
風通りを良くする
ネットに入れる

湿気に弱い玉ねぎやニンニクはネットに入れたり吊るしておくと、空気がスーッと通り、カビや腐敗予防につながります。
(高温多湿の場所では芽が出やすくなる)
❻ エネルギーの消耗を防ぐ
エネルギーの消耗を抑えることで、鮮度を長く保つようにします。
野菜の向きに気をつける

野菜が育つ自然な状態を保つことで、姿勢(向き)を戻そうとするエネルギーの消費を抑えます。
たとえば 根菜類、葉物類、なすやきゅうりなど。
野菜の立てる収納には、仕切りにもなり、汚れたら手軽に交換できる牛乳パックが便利です。
▼関連記事:使い終わった牛乳パックのエコな使い方
ヘタのあるものは下向きがベスト
潰れ防止
ヘタ周辺は硬くて下からの圧力に耐えられるため、重みによる潰れや傷みを防ぐ
鮮度維持
ヘタ周辺からの空気の侵入や水分の蒸散を抑える
呼吸の抑制
ヘタを下にすることで呼吸量を抑えて、乾燥による軟化を防ぐ
カビの発生予防
重みによる傷(果汁が出る)が減るため、そこからのカビ発生を抑えられる
(例:みかん、トマト、柿、イチゴなど)
❼ 水につける、湿らせる

大葉は茎の部分まで水を入れた方が長持ちします。(葉を濡らすと腐りやすい)
とくに傷みの早いもやしは、タッパーに入れて水に浸す保存がおすすめ。(毎日水を替える)
❽ 圧力をかけない
床や棚の上に当たる接地面を少なくして、傷みにくくします。
クッション材を使う
デリケートな果物には専用ネットや緩衝材を敷くことで、重みを分散したり、傷を防いで鮮度と品質を保ちます。
(例:桃、メロン、マンゴー、びわ、イチゴ、ぶどうなど)
やってみた失敗談


余っていた水筒カバーを使って、クッション代わりにしてみました。
ただ、クッション効果はあるものの通気性も悪く、あまり効果はなかったです(笑)
りんごは低温多湿を好むので、新聞紙やキッチンペーパーで1個ずつ包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に入れるのがベスト。
吊るす
宙に浮かすことで、圧をかけずにエチレンガスも逃げやすします。
(例 バナナ)


専用のバナナスタンドがなければ、フックでも大丈夫。
▼ 関連本:掃除や片づけに役立つ「浮かす収納」の活用例を本にまとめました。

電子書籍 浮かす収納の実用アイデア集「浮かす収納」(Amazon Kindle)
実際に、どのくらい違いがでるの?
キャベツで実験
「保存状態によってどのくらい違いが出るのかな?」と気になり、キャベツで比較してみました。
⚫︎ 丸ごとキャベツを半分にカットして、一方は丸裸のまま、もう一方は長持ちする方法で保存する。
⚫︎ 野菜室に入れて6日後、10日後の状態を比較する。
① ½ にカットする

② そのままの状態と、長持ち保存に分ける

保存方法(左側)
・芯に切り込みを入れる
・キッチンペーパーで包む
・鮮度保持袋に入れる
⬇️
6日目のキャベツ

よく見ると左側のキャベツは少し芯の部分が凹み、葉っぱも萎れています。
右側のキャベツは、ほぼ変化はなし。
⬇️
10日目のキャベツ


明らかに水分が抜けていることがわかります。
上から見ると一回り小さくなっていました。
保存する方法によって、これほどの違いが出るんだと実感しました。

野菜も保湿が大事ですね
まとめ
それぞれの野菜や果物に合う方法で保存をすると、傷みの進行を遅らせることがができます。
野菜を長持ちさせるコツは、
成長点・乾燥・水気・エチレンガス・温度 に気をつけること。
ほんのひと手間で野菜の鮮度が変わるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

食品ロスの防止にもなっていいですね
新鮮をキープする、真空保存にも興味があります

こちらの記事で紹介しているので、
よかったら読んでみてください





















ほかには、
爪楊枝を刺したり
芯をくり抜く方法もあります