PPシートのアイデア活用|掃除・料理・収納で大活躍!

シュフコ

PPシートは便利だと聞きますが、どのようにして使うんですか?

軽くて丈夫なPPシートは、収納はもちろん、掃除・料理でも役に立つ便利グッズです。

耐久性や耐水性に優れていて、加工がしやすく、100円ショップなどでも手に入りやすい手軽な素材。 

この記事ではこのPPシートを使った、暮らしをちょっと便利にする活用アイデアをご紹介します。

PPシートってどんなもの?

100均やホームセンターで手に入る「PPシート(ポリプロピレンシート)」

このPPシートは次のような特徴があります。

PPシートの特徴

PPシートの特徴

⚫︎ 軽い
⚫︎ 丈夫
⚫︎ 薄い
⚫︎ 自由にカットできる✂️
⚫︎ 水に強い
⚫︎ 耐熱性がある(-20〜100℃まで対応)
⚫︎ 折れずに“しなる”

ホチキスで留めたりテープで貼り合わせれるため(←梱包用の強力テープ)、応用の幅も広がります。

シュフコ

PPシートはどこで買えますか?

ダイソーやセリア、ホームセンターなどで購入できます

シュフコ

PPシートはどんな色がありますか?

ゆみなか

お店によって、白・グレー・アイボリー・ベージュ・黒や、カラー系のブルー・ピンク・黄色なども揃っています

シュフコ

透明と不透明の選び方のコツは?

ゆみなか

たとえば、汚れや中身を素早く確認したいものは透明タイプを、統一感を出したり生活感を隠したいものには半透明・不透明を使用したり。

“用途に合わせて使い分ける”がコツかな。

シュフコ

電子レンジや食洗機でも使えますか?

ゆみなか

100均のPPシートーの耐熱温度は約120℃なので、電子レンジは変形・溶ける・臭いが出るおそれがあります。

ゆみなか

食洗機も、シートが反ったり変色することがあるからおすすめしません。

シュフコ

汚れは落ちやすいですか?

ゆみなか

軽い汚れなら水洗いで十分で、油汚れも中性洗剤を使って落とせます。

掃除ではどのように活用するの?

PPシートは汚れが付いても一気に洗い流せるから、汚れ防止シートにピッタリ!

掃除シートやティッシュでも、ついた汚れをきれいにササッと拭き取れます。

何度でも繰り返して使えるので、とってもエコ🌱

(ホコリを一気に流せるのがたまらない✨)

シンク下や棚板に敷く

汚れやすい場所と言えば、水まわり。

キッチンや洗面所の棚の上や引き出しにPPシートを敷いて汚れを予防します。

水ハネやホコリ、カビ汚れもサッと拭くだけでOK。

(例:シンク下収納の底に敷く)

調味料を置く場所にも、シートを1枚乗せているとシミにならず安心です。

透明タイプは素材の見た目を損ないません。

(例:棚板の上)

手が入らない狭い隙間に差し込む

“狭い隙間”は掃除しづらい場所のひとつ。

手が入らない狭い隙間に薄いPPシートを差し込んでおけば、汚れたらスッと引き出して、キレイにしてから戻すだけ。

隅々まで汚れが取れるのが気持ちイイ〜

(例①:数センチの隙間に差し込む)

重くて動かせない、家電下の数ミリの隙間にも⇣

(例②:洗濯機の下の数ミリの隙間に差込む)

引き出して手軽に汚れを拭き取れるので、以前よりも掃除する回数が増えました。

手が届かない高い所に置く

手が届かない高い棚の上なども、掃除がしづらくて困る場所。

脚立に登って、めいっぱい手を伸ばしても奥まで手が届かない(汗)

そこで、ここにもPPシートを乗せて、汚れたらシートを下ろし安全な場所でキレイにします。

(例:冷蔵庫の上)
(例:衣類乾燥機の上)
(例:食器棚の上)

以前は新聞紙やラップなどを敷いたりしていたけど、取り替える度にサイズに合わせて折ったり貼り付けたりするのが面倒なのでやめました。

ゆみなか

サイズを測ったりカットするのは大変だけど、一度作ってしまえば何回でも繰り返し使えます♪

蓋付きカバーにする

フタのない収納ボックスは、ホコリが入りやすく、しかも底に溜まったゴミが取りづらい。

そこで、自分でフタを後付けすることに。

使うものはPPシートと結束バンドのみ。一穴パンチで穴を開けて取り付けます↓

ゆみなか

これ、おすすめです!

スッキリ感を優先するなら、不透明か半透明をチョイスしてください。

配線コードのホコリよけにする

丸出しの配線コードって、ホコリが付くと1本1本拭き取るのが大変なんですよね……

しかも壁との間の狭い隙間にあるから、作業できるように家具を一旦手前に引き出さないといけません。

そんな配線コードにも1枚シートを被せるだけで、ホコリよけ+ラク掃除に変えれます。

見た目もスッキリして、一石二鳥♪

排水口カバーの代わりにする

シンクの排水口カバーは凸凹していて、掃除がしづらい。

そこで、半透明のPPシートを使ってカバーを作ってみました↓

見た目はアレですが、平らな表面を磨くだけなので、掃除時間が半分になりました♪

掃除ヘラにする

PPシートの特性の“しなり”を活かした、手作りのヘラが作れます。

余っているPPシートを、ハサミを使って先端を尖らせた形にカットするだけ。

狭い所に入り込んだゴミをかき出すのにちょうどいい。

PPシートで作ったヘラで、コンロの隙間掃除をしている様子

収納ではどんなことに活用できるの?

収納でも、PPシートは大活躍します。

仕切りにしたり、底敷きにしたり。

収納で困っていることがあれば、解決するかもしれません。

蓋付きボックスにする

底がすぼんだボックスは、重ねると下に沈んでしまいます。

コンパクトに収納できるのは良いけれど、スムーズに出し入れしたいときは重ならない方がいい。

そこでPPシートでカバーを付けて、沈み込まないボックスに改良。

やり方は、“汚れ防止”で紹介した同じ方法で、穴を開けて結束バンドで取り付けるだけでOKです。

(片方だけ結束バンドで留める)

たったこれだけで、下側のモノの出し入れが しやすくなります。

フタカバーにする

こちらは、料理用のトレイにもフタがあればいいなと思って作ってみました。

一回り大きくカットしたPPシートを乗せるだけで、中に入れた食材が潰れずに、重ねて保存できます。

作るときは、ズレないように4端を軽く折り曲げるのがコツ⭐︎

スリム収納にする

ジップ袋などに入れた食材が広がらないようにしたいなら、PPシートを1枚差し込むのも一つの手。

片面だけでもスリムになります。

バッグの型崩れ防止に使う

柔らかい素材のバッグは、モノをたくさん入れると横に膨らんで 見た目が良くない。

ここでも、一枚シートを入れると広がり防止になります。

スリムに持ち運びたいときにオススメです。

混ざり防止にする

バッグの中に入れているポーチも、モノが多いとごちゃ混ぜになって使いづらい。

仕切り用に、カットしたシートを1枚入れるだけで混ざるのを防げます。

仕切り板にする

箱にモノを収納するときも、「仕切りがあったらいいのにな……」と思うことありませんか?

PPシートがあれば、横幅ちょうどの仕切りを作ることができます。

「仕切り板」の作り方

① サイズを測ってカットする

② 山折り・谷折りする裏面に、カッターで薄〜く切り込みを入れる

③ 切り込み部分をゆっくりと折る

※切り込み部分を折るときに、力を入れすぎるとパキッと割れるので注意⭐︎

モノが混ざりがちなカトラリー、文房具、衣類小物など、仕切りのおかげですっきり整理できます。

目隠しにする

中身が丸見えで生活感が出がちな透明ケースには、内側にPPシートを差し込むだけで簡単に目隠しできます。

白色や、カラーを揃えればインテリアにもなじみます。

収納の”見える化”に使う

たとえば予備の包丁など。

新聞紙などで包んでいると、外から見ても中身を確認できません。

そこで、厚みのあるPPシートに変更すれば、透けて見えてどんな種類を持っていたか一目で確認可能。

忘れ防止には、わが家では“透明収納”が鉄則です。

隙間のあるラックやボックスの底敷きにする

隙間がある上にモノを置くと、“傾く・倒れる・落ちる”で不安定。

そこで、ここでもPPシートを敷いて安定させます。

ハサミやカッターで簡単にカットできるから、木製のようにノコギリでギコギコと切らなくても大丈夫🪚

一枚で足りないときはテープで貼り合わせることができるのも、PPシートの良いところ。

袋やバッグの底敷きにする

牛乳やお豆腐のパックなど、レジ袋に商品を入れるのって意外と難しくないですか?

そんなときはPPシートを袋の底に敷くと、袋詰めしやすい“マチ付き袋”になります。

マチがあるだけで、安定して置けるのもうれしい。

シュフコ

袋詰めが苦手な人にいいですね

カラーボックスの背板に

意外な使い方ですが、カラーボックスの背板を取り外して、PPシートを代わりに装着することも可能です。

きっかけは、寒い地域に住んでいた時に、冬になると毎年カラーボックスの背板にカビが生えてしまっていたから。

除菌シートで拭いてもカビはなかなか取りきれず、思い切って取り外したもののモノが後ろに落ちてしまう…。

そこで、試しにPPシートをはめ込んでみたというワケです。

PPシートだと、汚れが付いても軽い力で拭き取れます。

料理ではどんなことに活用できるの?

料理でのPPシートの利用法を紹介します。

特大サイズのまな板として使用する

食材の量が多いと、まな板に乗りきらずに作業台に落ちてしまうこと ありませんか?

そんなときは、PPシートが特大サイズのまな板として使えます。

広く使えると思った以上に作業がしやすくて、タレを揉み込んだり粉をまぶしてもシートからこぼれません。

【合わせて読みたい】
👉ささみの筋をスーッと簡単に取る方法(クックパッド)

その他で使える利用方法

収納や掃除など、家事以外での使い道をご紹介。

うちわになる

暑い日はバッグに入れているPPシートを取り出して、パタパタと扇げるうちわとして利用。

不透明タイプなら、ちょっとした日差しよけにもなります。

(透明で見つけづらいため、両端をマステで貼ったもの)
シュフコ

親指を入れる穴を開けると、扇ぎやすいかも💡

まとめ|PPシートで暮らしをもっと快適に

いかがだったでしょうか。

このように、PPシートは「掃除・料理・収納」など、家事に役立つ万能アイテム✨

軽くて切れる、洗える、丈夫…その特性を活かせば、わざわざ専用グッズを買わなくても家事がぐんとラクになります。

他にもまだまだ使い道がありそうなPPシート。

今回紹介したなかで「使ってみようかな」と思うものがあれば、ぜひお試しくださいね。

シュフコ

PPシートのように、掃除に役立つアイテムはありますか?

ゆみなか

同じプリプロピレンで作られた、ダンボールのような「プラダン」も便利です。

ホコリ汚れの予防に使用した紹介記事があるので、よければこちらも読んでみてください♪

プラダンのホコリ予防のアイキャッチ画像
ABOUT US
ゆみなか
ゆみなか時短家事 × 整理収納アドバイザー
25年以上の主婦歴と、2人息子の子育て経験を活かして、 家事と片づけを“がんばりすぎずに回すコツ”をブログや電子書籍で発信しています。 🌸整理収納アドバイザー1級、時短家事コーディネーターExpert、防災備蓄収納1級プランナー、クリンネスト1級 (掃除)