衣替えをラクにする収納のしくみ「衣服編」

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シュフコ

家族みんなの衣替えが大変です……

もっと簡単に入れ替えれるようにしたいです

季節の変わり目になるとやってくる「衣替え」。

家族全員分の服をひとりで入れ替えていると、最後はヘトヘトになってしまいませんか?

しかも交換するのは衣類だけでなく、冷暖房の家電や大物の布団やカーペット類まで待っています。

季節の変わる気配を感じるのは嬉しい。そして必要な衣替えも、もっと楽な気持ちで行えるようにしたい。

そこでおすすめなのが、簡単に入れ替えるための“ラク収納”

いつも春秋に少し憂鬱になっていた私ですが、収納のしくみを変えたところ、以前よりも負担が軽くなりました。

この記事では実際に取り入れて良かった方法や、効率的な衣服収納の方法をご紹介します。

衣替えが簡単になる収納方法

タンスやクローゼットなど、季節ごとの服を総入れ替えするのは、実は大変な重労働。

衣替えの手間を減らすには、“入れ替えやすい収納”にしておくことがポイントです。

収納ケースの中で、前後を入れ替える

まずは仕切りを境にして、前後に季節別の服を一緒に入れてしまうというもの。

奥行きの長い引き出しだと、奥の方は取りづらい。

そこで、手前にオンシーズンの服、半分から向こうはオフシーズン服を収納します。

季節が変われば、前後を入れ替えます。

👉仕切り板で前後を分けておくと、混ざらず収納しやすい

キャスター付きのケースを使う

キャスター付きの収納ケースは、コロコロと軽い力で簡単に動かせます。

手前はオンシーズン、後ろにはオフシーズンと、前後を入れ替えるだけで終了。

子どもでも簡単にでき、掃除もしやすい。

キャスター付き収納ケース

* 入れ替えたあとは動かないように固定する(ストッパー付きがあると便利)

引き出しのケースを入れ替える

同じ種類で揃えた収納ケースは、中のケースのみ入れ替えることができます。

使いやすい段にはオンシーズンのもの、使いづらい段にはオフシーズンのものを配置します。

また、収納ケースを同じもので統一すると、見た目もスッキリして◎

上下を入れ替える

同じ収納ボックスを2コ用意して、それを上下に重ねます。

上の段はオンシーズンのもの、下の段はオフシーズンのものを。

季節が変われば、上と下を入れ替えるだけ♪

“深すぎて使いづらい”という所にピッタリ。

ボックス収納を入れ替える

畳むのが面倒くさいと感じるタイプにピッタリな、ポイポイと入れるだけでいいボックス収納。

ラック棚や3段ボックスに入れて使用し、季節が変わるとボックスごと交換します。

収納ボックス

ゆみなか

冬の防寒用の手袋やマフラーと、夏の帽子や日除けアイテムもボックスごと入れ替えてます

ハンガー収納にする

ハンガー収納は、“そのまま移動させるだけでOK”という手軽さ。

左右の使いやすい側にオンシーズン、使いづらい側にオフシーズンの服を掛けます。

(使いやすい側をオンシーズンに使用)

わが家では、押入れの中に前後に2本ポールを取り付けて、手前にオンシーズン、奥側にオフシーズンのもの掛けて入れ替えて使用。

とくに、上服(Tシャツやトレーナーなど)はハンガー収納がおすすめ!

ハンガーに掛けるメリット

⚫︎ 折りシワが付かない

⚫︎ 折りたたむ手間を省ける

⚫︎ 似た服が並んでいても確認しやすい

⚫︎ 子どもも簡単に選んで取れる

⚫︎ 干して取り込んだあと、そのまま収納できる

ゆみなか

畳むよりも収納スペースが必要なので、服をかなり手放しました

衣替えがラクになる、そのほかの工夫

シュフコ

衣替え収納で、気をつけるポイントはありますか?

入れ替えをスムーズにするために、「見つけやすい」「取りやすい」も大事なポイントです。

ラベルをつけて誰の服か一目でわかるようにする

衣装ケースやボックスに「春夏」「秋冬」「〇〇用」などとラベルを貼っておくと、探す手間がなくなります。

シンプルに、マスキングテープ+油性ペンでも十分。

文字以外でも、シールを使う方法もアリ⇣

シールを使ったラベリング
(例:パパ→青色、長男→緑色 など)

収納場所を“家族ごとに固定”しておく

自分の服がどこに保管されているか分かっていれば、自分で管理がしやすくなります。

「どこにしまうの?」「あれどこ?」と探す手間もなくなり、自然と“家事シェア”につながります。

手の届く範囲に置いておく

衣装ケースを押入れの天袋やクローゼットの高い所に保管していると、出すのもしまうのも大変です。

天袋に保管していたときは、脚立に乗りながらバランスを崩して落ちないかとヒヤヒヤしていました。

子どもの分だけでも替えやすい場所に置いていたら、「自分でやってみようかな」と思ってもらえるかもしれません。

(脚立が必要になる天袋)

それぞれに合った収納方法を選ぶ

家族であっても、優先順位や使いやすいと感じる仕組みはそれぞれ違うもの。

  • キッチリ畳んで並べて収納したい
  • ざっくりとボックスに入れて使いたい
  • 衣替えの手間がかかってもいいから、服をたくさん持っていたい
  • 服の数より、効率を優先したい

本人の希望を聞きながら収納方法を決めていくと、家族の間の片づけの悩みを減らせます。

ゆみなか

思い返すと「服を出しっぱなしにしないで!」と毎日言っていた気がします……

まとめ

今回ご紹介したような、前後・上下・ボックスごと入れ替える収納にするだけで、衣替えはぐっとラクになります。

何が入っているかラベリングしたり、透明のケースを使うのも確認が早くなります。

お気に入りの服たちを入れ替えながら、次の季節を気持ちよく迎えてくださいね。

シュフコ

ラベリングは他にどんなものに使っていますか?

ゆみなか

とにかく便利なので、わが家はラベリングだらけです(笑)

たとえば期限の日付とか、使い方の一言メモとか。

活用例を本でも紹介しているので、興味があればご覧ください。


📘電子書籍:ラベリング活用55選: 小さな工夫で、片づけやふだん使いがラクになる

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ゆみなか
ゆみなか時短家事 × 整理収納アドバイザー
25年以上の主婦歴と、2人息子の子育て経験を活かして、 家事と片づけを“がんばりすぎずに回すコツ”をブログや電子書籍で発信しています。 🌸整理収納アドバイザー1級、時短家事コーディネーターExpert、防災備蓄収納1級プランナー、クリンネスト1級 (掃除)