防災対策「水」編|断水時に水の備えに主婦が用意しておきたい必需品

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シュフコ

断水になったときのために、何を用意しておけばいいんだろう?

地震や台風などの災害では、停電と同じくらい困るのが「断水」です。

ポンプや浄化槽を使っている場合、停電すると水が出なくなってしまう水道水。

水は飲むだけでなく、調理や手洗い、トイレなど、毎日の家事や生活に欠かせないもの。

もし突然、水が出なくなったら…

ごはん作りや洗い物、家族の身の回りのことが一気に回らなくなる状態に。

私はこれまで数時間の断水しか経験したことがないのですが、

「水が止まったらどうしよう」という不安と心配が強くなり、少しずつ備えるようになりました。

飲み水、生活用水と分けて準備しておくと安心だし、ちょっとした工夫で不便さをぐっと減らせます。

主婦目線で「これは用意してよかった」「これは使いにくかった」という体験も交えながら、今回は、防災対策「水」編として、わが家の備えと工夫を紹介します。

水の備蓄は「飲み水」と「生活用水」を分け

水の備蓄といえば、まずは飲料や調理用の水を用意すると思います。

だけど、もうひとつ忘れてはいけないのが、生活用水。

断水中に飲む貴重な水を、洗い物や洗濯などに使うのはもったいない!

使うときに罪悪感を感じないように、それぞれ分けて準備しておきます。

(たっぷり入る20Lのポリタンク)

お風呂の残り湯を常にためていると心強いのですが、カビ掃除が大変なので、わが家ではポリタンク方式にしています。

部屋の収納スペースを圧迫するので軒下で保管中。

ゆみなか

ただ、20キロなのでかなり重いです。

持ち運びのことを考えると、10Lタイプやキャリー付きタイプもおすすめです

🔸参考:10Lタイプのポリタンク

🔸参考:キャリー付きポリタンク

ケースで保管しているなら、平台車に乗せて収納しておくと移動がラクに。

わが家の工夫

⚫︎ ペットボトル水のほかに、普段飲む炭酸水もローリングストックする

⚫︎ 生活用水はポリタンクで備える

⚫︎ 毎朝保温ポットに熱いお湯を入れている(←普段の料理や洗い物にも使える)

⚫︎ 雨水や川の水を使う場合を考えて、浄水器を備えておく

(携帯用浄水器)

🔸参考:携帯浄水器(フィルター交換なしで500mlのペットボトル1万本分を浄水可能)

洗いものの工夫

水道水の代わりにペットボトルの水やジャグですすいでみたら、やりづらいこと この上なしでした。

少ない水でチャレンジするも、3.5リットルの水もあっという間になくなってしまいます。

(置く位置も工夫する必要あり)

少ない水で洗い物をするためには、まずは紙皿・ラップなどを利用しながら洗うモノを減らすことが重要だと実感しました。

シュフコ

実際に試してみないと分からないものですね

わが家の工夫

⚫︎洗剤が取りきれなくても、比較的安心な洗剤を使用する(←探し中)

⚫︎米のとぎ汁や重曹などで洗ってみる

⚫︎ 「ため洗い」を2〜3段階に分けてすすぐ練習をする

現在、「できるだけ水を使わない洗い物」の研究中。

トイレの工夫

地震などで排水管が壊れている場合は水を流せないけれど、停電が原因でトイレの水が出ないなら、生活用水を使って流せます。

ただ、流すための必要な水の量も多く、生活用水も使えないとなると、備えておきたいのがトイレの凝固剤。

(凝固剤セット)

はじめは50回分くらいで大丈夫だろうと思っていたけれど、よく考えてみると、これでは家族4人分では少なすぎる。

(個人差はありますが、成人が1日にトイレのためにいく回数は5〜8回程度)

長期間トイレが使えないことを考えて、凝固剤は多めに準備しておくと安心です。

(防災用 トイレセット)

🔸参考:かためるくん(800g入り)(約4~5gで液体350mlを凝固できる:約180回分)

わが家の工夫

⚫︎小分けタイプと、容量の多い袋入りの両方を準備する

⚫︎臭い対策として、防臭袋や消臭剤も用意する

ゆみなか

凝固剤は、排水管に流したくないカップ麺の汁などを固めるのにも使えます

(凝固剤を使って固めて、燃えるゴミに。)

断水時の衛生管理

水が使えなくても、手洗い・歯磨き・体拭きなど、衛生を保つことが大事になります。

  • 少量の水でも洗える工夫をする
  • 手洗いの代わりにウエットティッシュで拭く
  • 髪は洗い流さないシャンプーや頭皮用のスプレーを利用する
  • 汗拭きシートで身体を拭く
(汗拭きシート)
わが家の工夫

⚫︎髪を洗えなくて辛いときは、シュワシュワする炭酸水をかけようと思っている(←もったいないけど)

⚫︎断水時用に、泡立ちの少ない液体歯磨きを用意

⚫︎ 汗拭きシートを箱買いして、多めにローリングストックする

まとめ

普段当たり前のように使っているお水が急に使えなくなると、家事の面でもたちまち困る状態になってしまいます。

飲み水用、食事用、家事用、そして衛生面でも欠かせない、大切で貴重なお水。

災害時に慌てないためにも、次のような点に気をつけながら、日常の中で少しずつ備えていきたい。

  • 水対策は「飲み水」「生活用水」に分けて考える
  • 収納スペースや家族人数を考えながら用意する
  • ローリングストック形式にして普段使いする
  • 「実際に使うときに扱いやすいか」をチェックしながら選ぶ

自分とご家族を守るために、できることから水対策を始めてみてくださいね。

シュフコ

お水のほかに、備えた方がいいものはありますか?

ゆみなか

暗い中で家事を回すためにも、灯りのアイテムも備えておくと安心です

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ABOUT US
ゆみなか
ゆみなか時短家事 × 整理収納アドバイザー
25年以上の主婦歴と、2人息子の子育て経験を活かして、 家事と片づけを“がんばりすぎずに回すコツ”をブログや電子書籍で発信しています。 🌸整理収納アドバイザー1級、時短家事コーディネーターExpert、防災備蓄収納1級プランナー、クリンネスト1級 (掃除)