「毎日のごはん作り、正直しんどいなぁ…」
毎日こんなふうに思っていた私が、思い切ってホットクックを導入してから、夕方のバタバタがかなりラクになりました。
私が使っているのは旧型のホットクックだけど、これがとにかく優秀なんです!
今回は、ホットクック歴5年の私が、実際に使ってわかったこと・助かったこと・ちょっと困ったことまで、リアルな声でご紹介します。
「新型じゃなくてもいいの?」「本当に使えるの?」と迷っている方の参考になればうれしいです。
1. ホットクックを買った理由

忙しい夕方、バタバタとごはんを作りながら「火が通ってるかな?」「あっ、焦げそう!」なんて焦ることがよくありました。
料理自体は本来キライじゃないんだけれど、毎日となるとやっぱり大変。
とくに仕事や用事が重なった日なんて、キッチンに立つのが心底しんどくて…。
そんな時に気になり始めたのが、ホットクック。

材料を入れてスイッチを押すだけで、自動で料理が完成するなんて夢のよう!
「これなら少しはラクになるかもしれない…」
お安いとは言えないお価格と収納スペースの問題で、数ヶ月悩みながら思い切って購入したのが、私とホットクックとの出会いでした。
買った当時に販売されていたのは旧型モデル。
新型ではないけれど、今でも十分満足しながら使っています。
ホットクックってどんな家電?
ホットクックは、シャープが販売している自動調理鍋です。
材料を入れてボタンを押すだけ
内なべに材料を入れてボタンを押すだけで、煮る・蒸す・ゆでる・無水調理などが自動でできる優れもの。


⚫︎ 蒸す
⚫︎ めんをゆでる
⚫︎ 発酵・低温調理をする
⚫︎ ケーキを焼く
⚫︎ ごはんを炊く
⚫︎ 煮物を作る
⚫︎ スープを作る
⚫︎ 炒める
⚫︎ 煮詰める
⚫︎ 無水でゆでる
⚫︎ 好みの設定加熱(弱火・中火・強火)
[炒める]機能で作ってみたチャーハン↓



まぜ技ユニットが自動でかき混ぜ

ホットクックで特に魅力的なのは、「まぜ技ユニット」での自動かきまぜ機能がついていること。
煮込み料理も焦げつかず、火加減を見張らなくても放っておけるので、共働きや育児中のご家庭に人気があります。
便利な保温・予約調理機能
ホットクックには保温機能と予約調理機能がついていて、これがまたとても便利なんです。
予約調理はまだ利用したことがないだけど、たとえば朝に材料を入れて予約しておけば、夕方にはできたてが完成しているので、帰宅後すぐにごはんが出せます。
「帰ってからバタバタしなくて済む」のは、想像以上に気持ちがラクなのではないでしょうか。
また、保温機能も優秀で、茶碗蒸しやレトルト食品を温めたいときに重宝しています。(←後ほど詳しくご紹介)
「いま食べないけど、あとで温かいまますぐに出したい」というときにも、保温していれば家族の食事時間がずれても安心です。
パネル付きで操作しやすい

メニューは本体にあらかじめ登録されていて、画面を見ながら操作ができ、レシピを覚えなくて良いので助かります。
サイズは1.0L・1.6L・2.4Lなどがあって、家族の人数やライフスタイルに合わせて選べれます。
色は主にホワイト、レッド、ブラックの3種類。
私が使っているのは少し前のモデル(旧型)だけど、それでも日々のごはん作りには十分に活躍してくれています!
【付属品】

内ぶたの裏

本体の裏側

正面からは隠れるので、問題なし
本体の中

電源コード

フタを開けた状態の高さ


内ぶたや、わぜ技ユニットはどうやって取り付けますか?

はじめは迷うかもしれないけど、覚えると簡単ですよ♪
【内ぶたの取り付け方】
① 左側の差し込み穴に入れる

②本体の蓋に、カチッとするまで押す

【ませ技ユニットの取り付け方】
① まぜ技ユニットの裏の突起を、内ぶたの真ん中のくぼみに入れる

②丸いストッパーを右にスライドさせて差し込む

取り外すときは、反対の手順でおこないます。
実際に使って感じたメリット
ホットクックを使い始めてまず感じたのは、「なんてラクなんだろう!」ということ。
火加減を見張らなくていいし、途中でかき混ぜる必要もない…
これだけでもう、料理のストレスがぐんと減りました♪
例を挙げると、まずは中華まんのあたため。
冷凍の中華まんを蒸し板に乗せて温めながら、横でゆで卵と茹で野菜も一緒に作る、超お手軽な朝食メニューです。


電子レンジと違ってムラなく温まるから、作りたてのようにフワフワ & ホッカホカ。
茹でる、蒸す、温めるなどの調理を一度に作れるため、洗いものが減るのもうれしいポイント。
さらに感動したのが、温度調節が難しい温泉卵やサラダチキンが、失敗せずにちゃんと美味しく作れること!
68℃をキープして作る温泉たまごに↓


手動で、65℃で2時間の設定で作っているサラダチキン↓


* 新型モデルでは、自動メニューの中に[サラダチキン]も入っているみたいです。

温度設定は何度から何度までできますか?

手動で、35℃〜90℃まで設定できます
65℃以降は70、75、80℃のように5℃単位になります

時間は1分〜16時間まで。
1〜59分までは1分刻みで、
1時間〜16時間までは1時間単位になっています
と、このように今までお湯の温度を気にしてタイマーとにらめっこしていたのに、ホットクックならスイッチひとつでOK。
そして家族で特に好評だったのが、筑前煮と豚の角煮。


手間がかかるメニューなのに、放っておくだけでしっかり味がしみて、お肉はほろっとやわらかく仕上がります。
「これ、また作って!」と家族に言われると、ホットクックさまさまだな〜と心の中で感謝(笑)
ここはちょっと…と思うポイント(デメリット)
とっても便利なホットクックなんだけど、使っていくうちに「ここはちょっと…」と思うところもあります。
まずは、洗い物のパーツが多いこと。
フタの内側のパーツや「まぜ技ユニット」など、毎回しっかり洗う必要があるので、最初は正直「面倒かも…」と感じました。
でも、料理の時短の魅力の方が大きいので、割り切りながら洗っています。

食洗機で洗えますか?

はい!
内鍋以外は食洗機でも洗えます

分解して洗える まぜ技ユニット↓


内なべを洗ったあとは、斜めに立てかけて自然乾燥すればラク↓

次に、サイズが大きくて場所を取る点。
特に旧型は本体が重いので(約6.5kg)、収納して使うというよりは「出しっぱなし」が基本になります。
キッチンスペースに余裕がないと、置き場所に悩むかも。
さらに、調理中の音が少し大きめに感じることも。
まぜ技ユニットが動いている時の「ゴッゴッ」という音は、最初はちょっとびっくりしました。
慣れれば気にならない程度だけど、静かな家電を求めている人は気になるかもしれません。
キータッチ音をオフにしたり、
「仕上がりを確認してくださいね」などのメッセージ音量は“切、小、中、大“から選べます。
“小“でも気になったので、コクヨの「ひっつき虫」という粘着剤でセンサー部分にカバーをして、さらに音を小さくしてみました。

また、何度もフタを開け閉めをすると、水滴が「つゆ受け」に落ちて溜まるので、あふれる前にこまめに捨てる必要があります。


それから、コンロでは使えないことも地味に残念ポイント。
ホットクック専用の内鍋はIHにもガスにも対応していないので、「途中までホットクックで、仕上げはコンロで」という使い方ができないんです。
とはいえ、それらを踏まえても「材料を入れて放っておける」という魅力には代えがたく、わが家では今も現役で大活躍しています。

あたため直しはできますか?

はい。[あたため直し]の機能が備わっています
[保温]ボタンを押しても、75℃の温度を最長12時間キープしてくれます
実際に作ってよかった料理たち
ホットクックを使って、「これ簡単なのに美味しくできた!」と感動したメニューをご紹介。
❶ せいろ蒸し

まずは、見た目もゴーカなせいろ蒸し。
作り方は、野菜やお肉、魚介などの食材をせいろにセットして、お鍋にお水を入れてスイッチを押すだけ。
上下に重ねると、一度に2個分作れます。


じつはサイズ選びで悩んだときに、18㎝のせいろが2個入るのを知り、2.4Lタイプにしようと決めました。
今までは蒸し器を出すのが面倒で、ほとんど作らなかったせいろ蒸し。
ホットクックのおかげで、今ではわが家の定番メニューになっています。

簡単なのに、忙しい日でも「ちゃんとしたごはん」感が出せて、手抜き感ゼロってうれしいですよね♪
❷ カレーやグラタン

あとはやっぱり、カレーやシチューなどの煮込み料理!
野菜のうまみがギュッと詰まって、何度食べても飽きません。
普通の鍋で作るよりも味に深みが出て、ルウも少なめで済むので、ちょっとヘルシーなのも嬉しいところ。
ビーフシチューもお肉が柔らかに仕上がります。

グラタンの具も、ホットクックにおまかせで。

❸ スパゲティ

ホットクックのメニュー集を見ながら作ってみました。
なべの中に具材と一緒にパスタを入れておけば、一皿でしっかりボリュームのある食事に。


忙しい日のランチや、手軽に済ませたい夕食にもぴったりです。

❹ ふかし芋

ホクホクに仕上がるジャガイモやさつまいもも美味。
普通に茹でるよりも甘みがしっかり引き出されて、おやつにもおかずにも、そして下ごしらえもなります。
❺ 茶碗蒸し

もうひとつ感激したのが、“す”が立たない茶碗蒸し!
火加減が難しいメニューだけど、ホットクックならなめらかで本格的な仕上がりになります。
2〜3個だけ作りたいときに便利です。
❻ 肉じゃが

ジャガイモがかたいまま仕上がってしまいがちな肉じゃがも、ホットクックで作ると失敗知らず。
煮崩れが気になる場合は、“男爵“ではなく“メークイン“を選んだ方がベター◎
❼ 春雨スープ

セットメニューに欠かせないスープ類。
数種類のメニューを作るのにコンロの渋滞が起こるときも、待つことなく作れます。
仕上がりのアツアツ状態に溶き卵を加えると、かき玉スープも楽しめる♪


*蒸気で火傷をしないよう気をつけながら行ってください
❽ 蒸しパン

ある日蒸しパンを無性に食べたくなったので、ホットクックで作りました。
▶︎蒸しパンの作り方はこちら(クックパット)
無線LANに接続していると、本体に登録されていないメニューでも「COCORO KITCHEN」で見つかる場合があります。
- 「COCORO KITCHEN」に掲載されているメニューを検索
- ホットクックにダウンロードする
- ダウンロード後に調理が可能になる
さらにスマートフォンやタブレットでリンク設定をすると、検索したメニュー情報を送信できるという便利さ。
(わが家で使っているタイプは、最大30メニューまで保存可能)



[ダウンロードメニュー]に登録できる
メニューが載っていなくても、もちろん手動で作ることも可能です。
こうしてみると、ホットクックは本当に「放っておくだけ」でいろんな料理が楽しめる調理器具。
まだまだ試していないメニューもあるので、これからも新しいレシピにどんどんチャレンジしていきたいです。


わが家での使い方・おすすめの使い方
■ 時間のあるうちに仕込んでおく
たとえば、よく作っているのが、サラダにのせたりお弁当や夕食の副菜に使ったりと、使い道の多いゆで卵。



事前に用意しておけば、ほかにホットっクックで調理したいものがあってもすぐに使えます。


ホットクックで作ったゆで卵ってツルンと剥きやすいのですが、ほかの方はどうなのかな?(ぜひ聞いてみたい)
夕食時は、カレーや肉じゃがなどお風呂に入る前に材料をセットしておいて、上がった頃にちょうど完成していることも多いです。
火を使わないので、安心して別のことができるのが何よりのメリット。
■ 保温機能を活用する
保温機能を使って、冷凍エビなどの解凍やレトルトパック、茶碗蒸しなどを温めることもあります。


ほかには、カレーが余ったらうどんを入れて[保温]ボタンを押すだけで、数分後にカレーうどんを楽しめたり。


保温温度は75℃と高いので、暑い時期にカレーなどが残ったときは保温し続けて、食中毒の防止に使用しています。
(*食べ物は一般的に20〜40℃の温度帯で腐敗しやすく、細菌は30℃前後で活発に増殖するため)
■ 内なべを2コ使いする
ホットクックを使っていると、便利さゆえに、もう一つ欲しくなりました。
そこで内なべを追加で購入し、2コ使いにすることに。

洗い替え用にもなるし、「今日の夜ごはんを作りつつ、明日の作り置きも準備しておく」なんてことも可能。
2個あるだけで使い勝手がグンと広がったおかげで、わが家のホットクックの出番が増えて、だいたい週に4〜5回は使うようになりました。
こうして日々の生活に組み込んでいくと、ホットクックは「調理家電」というよりも、頼れる家族の一員のような存在に感じています。
まとめ|ホットクックがくれた“ゆとり”
ホットクックを使うようになってから、毎日の料理がぐっとラクになりました。
「今日は何を作ろう…」「火のそばにずっと立っていたくない…」そんなモヤモヤを、ホットクックがサポートしてくれている気がします。
私が使っているのは旧型モデルだけど、じゅうぶん満足しています。
それでもやっぱり、「新型もいいなぁ」と思う気持ちはあるので、旧型を強くおすすめするわけではありません。
ただ、ホットクックという家電が、どれだけ日々のごはん作りを助けてくれるかは、ぜひ伝えたくてこの記事を書きました。
家事や育児、仕事に追われている方にとって、家電のチカラは本当に心強い味方になります。
「料理が苦手」「時間がない」「毎日がバタバタ」…そんな日々に、ホットクックがそっと寄り添ってくれるかもしれません。
気になっている方の参考になればうれしいです。
これからも、新しいメニューにもチャレンジしながら、ホットクックとの暮らしを楽しんでいきたいと思います。
▼2024年モデル(24Lサイズ)
(*わが家で使用のモデルは中古しかなかっため載せていません)
▼2024年モデル(1.6Lサイズ)

ほかにオススメな調理器具はありますか?

下の記事で、ホットクックと同じくらい頼りになるわが家の「シャトルシェフ」を紹介しています
ホットクックのおすすめメニューも知りたいです