こんにちは!ゆみなか(➡プロフィール)です。
この記事は、温泉たまごが簡単に作れる便利な方法を紹介しています。
温泉たまごを作る方法はいくつもあります。
たとえば温玉専用のグッズを使う。炊飯器の保温機能を利用する。お鍋で湯煎する。家電調理器具を活用する。保温容器を使う…など。
なのでいくつか方法を覚えておけば、もしコンロが塞がっていたり器具や道具がほかの料理で使用していても臨機応変に作れて困りません♪
だけど以前、カンを信じて適当に温泉たまごを作ったときに「火が通りすぎてゆで卵になってる!」とか、「まだほとんど生の状態だった~(泣)」なんていう失敗がありました……。
そこで、現在はほぼ失敗することなく作れるようになったわが家定番の方法をお伝えします。
ぜひ、ひとつの参考にしてみてくださいね。
温泉たまごができる条件
まずはじめに、温泉たまごができる条件について少し説明をします。
ゆで卵や半熟卵はゆがいた後に殻をむくと白身はしっかりと固まっているけれど、一方温泉たまごの方は黄身が固めでも白身はトロトロの状態。
これ、不思議に思ったことはないですか?
じつは卵黄と卵白はたんぱく質の種類が異なるため、固まる温度がそれぞれ違うんです。
- 卵黄は65℃くらいから固まり始めて、68〜70℃で固まる。
- 白身は60℃くらいから固まり始めてプルプル・トロトロした状態になり、最後は80℃でしっかりと固まる。
つまり、あの黄身と白身が同じく半熟状態の温泉たまごをつくるには65~70℃くらいの温度を保ちながら加熱すればいいんです。
ちなみに「半熟卵」は黄身が半熟で、白身が固い状態の卵のこと。
※ 温泉卵も半熟卵もしっかり熱を通さないので、食中毒の予防として賞味期限内の生食ОKの卵を使用してください。
温泉たまごの作り方
それでは、温泉たまごを作る6通りの方法を紹介します。
① スープジャーで
まず温泉卵を作るときの私のイチオシは、「スープジャー」を使う方法。
50℃~60℃前後の状態を数時間キープしてくれる保温容器。保冷もできる。
温かいものや冷たい状態のまま持ち運べるので、以前お弁当用に購入しました。現在はもっぱら温泉たまご用として活用しています。
もしスープジャーをお持ちでしたら、ぜひぜひ、一度試してもらいたい方法です♪
【作り方】
① 卵を1~2個冷蔵庫から取り出す。
② スープジャーの中に、卵が割れないようにそうっと入れる。
③卵がかぶるまで熱湯を注ぎ入れる。
④ 蓋をして10分ほど待つだけ。
(15分経過のもの↓)
(1時間以上経過のもの↓)
冷蔵庫から出した卵を容器に入れて熱湯を注いで待つだけだから、カップ麺と同じくとっても簡単。
先に温玉を作っておいて、出来上がったカップ麺の上に乗せて食べるのもいいですね♪
卵を2個使ってお湯の温度が下がりお好みの状態にならないときは、卵を冷蔵庫から取り出したあと30分ほど常温に置いてみたり、一度熱湯に浸してからお湯を捨ててもう一度注いでみてください。
***
(※追記)容器と卵を一度お湯に浸して温めて、再度熱湯を注いで放置したらゆで卵になりました!
なので、温泉たまごにするには温めすぎない方がいいです。
でも、この方法でゆで卵も作れるんだとわかりました♪
***
② 電子レンジで
次におススメの作り方は、電子レンジで温める方法です。
1~2個必要なときに使用します。
電子レンジのメリットは、短時間で作れること!
すぐ温玉を使いたいときに便利です♪
【作り方】
① 卵を割り入れて、黄身の破裂防止のためにスプーンやつまようじで穴を数カ所開ける。
② 500ワットで1分加熱する。
↓
③ お湯を捨てて、器に移す。
キレイな形にはならないけれど、かけうどん等の上に乗せる料理におススメです。
注意点は、加熱しすぎたり黄身に穴をしっかり開けていないと、ボンっと破裂し下の状態になってしまうこと(汗)。
心配なときは、下にお皿を置いておくと安心です。
***
黄身が均等に熱が伝わるという気になる温玉グッズを見つけました↓
蓋つきなので、安定感もありそう。
③ シャトルシェフで
卵の数が多いときは、たくさん入る『シャトルシェフ』が便利です。
かかる時間は10分ほど。
鍋を沸騰させたあとに専用の保温容器に入れて、余熱で食材に火を通す調理器具。
長時間一定の温度を保ってくれるので、温泉たまごもゆで卵も両方作れるのがうれしい。
【作り方】
① 冷蔵庫から取り出した卵をシャトルシェフに入れて、しっかりかぶるまで熱湯を注ぐ(←早く沸く電気ケトルで沸かすと便利)。
(5分経過したもの↓)
5分だと、ほとんど生の状態です。
② 10分~15分ほど待つ。
(10分経過したもの↓)
温度が上がらないので1時間経ってもゆで卵にはなりません。
ちなみに卵を入れて沸騰させてから保温すると、ゆで卵が作れます。
***
④ ホットクックで
時間は40分ほどかかりますが、水と卵を入れてスイッチを押すだけなので、手間の面では一番ラク♪
大きいサイズのホットクックは、一度に10個まで作れます。
『水なし自動調理鍋』。火加減の調整やかき混ぜも自動で行う。煮込み料理、ゆで料理、蒸し料理など。予約調理もОK。低温調理ができるので温泉たまごやヨーグルトなども調理可能。
【作り方】
① 卵を冷蔵庫から取り出す。
② ホットクックの中に卵を入れて、かぶるくらいまで水を注ぐ。
③ [温泉卵]を選択する。
④ スタートボタンを押す。
⑤ 40分待つと出来上がり♪
(割ってみたもの↓)
ホットクックは温度や時間もお好みの設定ができるので、ゆで卵も作れます。
***
⑤ タンブラーで(保温効果のあるタイプ)
「スープジャーで温泉たまごが作れるなら、保温効果のあるタンブラーでもできるんじゃないかな?」と思って試してみました。
(蓋をして、2時間放置↓)
殻を割ってみると、ちゃんと温泉たまごになっている♪すごい!
このタンブラーは2時間後にチェックしたけれど、スープジャーのように、たぶん30分以内でできると思います。
⑥ 炊飯器で
保温効果のある炊飯器ではどうでしょうか。
今度は卵を3個使って実験してみました。
【作り方】
① 冷蔵庫から出した卵を炊飯器に入れる
② 沸騰したてのお湯を卵がかぶる量まで入れる。
③ 蓋をして待つ。
※ [保温]のボタンは押していません。
はい。以上です(笑)。
結果は、下の写真のようになりました↓
(黄身の状態↓)
気になった点は、白身が固まって少し殻に張り付いたこと。スプーンでくり抜けるけど、残っていたらちょっともったいない(汗)↓
このように、炊飯器は保温力が高いようです。
***
卵の数やお湯の量、使用する容器のサイズ、常温や冷蔵の卵の温度などによってトロミなど出来上がりの状態は変わります。
お好みの状態になるように、時間を延ばしたりお湯の量を増やしてみたり、いろいろ試してみてください。
*まとめ*
いかがだったでしょうか?
丼やうどん、サラダやカレーなどにトッピングすると、見た目も味もワンランクアップする温泉たまご。
温玉はお店でも購入できますが、このように家でも簡単に作ることができます。
ゆで卵のように殻をむかなくてもパカッと割るだけで盛り付けられるのも、温泉たまごのいいところ。
手軽に作って、トロトロでおいしい温玉料理をさらに楽しんでみてくださいね♪